「クリエイターズファイルEXPO」を観に京都へ行った

京都大好き/大報恩寺の六観音大好き/ロバート秋山氏大好き/節約も労働もほどほどに趣味を楽しもう/
田房永子 2022.10.18
誰でも

 10月も半ばになりました。みなさんいかがお過ごしですか?

 今日は見出しを付けずにダラダラ書いてみようと思います。


 最近、というかもうここ2−3年、ニュースが毎日すごすぎますよね。

 特に今年の下半期は7月の安倍さん暗殺、統一教会との関係、インボイスとかマイナカードとかわけわからん制度、円安加速、コロナで世界中が元気ないんだと思ってたら『日本が飛び抜けてヤバくなってる』みたいな話がSNSでバンバン流れてきて、それ見てるとどんどん気持ちが落ちていく。

 日本はもうヤバい、絶望、海外に脱出したほうがいい、とかの話ばかり目に入る。 「ノアの方舟に乗らないと日本沈没」みたいな情報に煽りに煽られた私は「乗らなければ…ど、どうやって?!」という気持ちになり、とりあえず「労働と節約」をしまくらなければと思って、趣味の水泳の時間を削って仕事をして、子どもの残したごはん(白米)食べまくってたらむちゃくちゃ体が重くなってて気づいたら呼吸が浅くなってました。(危)

 やだねったらやだね。

 お友達としゃべった時、「いまめっちゃ元気ない」って上記のことを話したら、私もだよって感じになって、すごい気が楽になった。おしゃべりって薬だよね。

 zoomとかを使って、このニュースレターを読んでくださってるみなさんとおしゃべりする会とかやりたくなった。ただただ、愚痴とか聞き合うやつ。どうでもいい話をしたり聞いたりしたいなー。インスタライブみたいな私だけしゃべるやつじゃなくてみんながみんなの顔見てしゃべれるやつ。

 何がきっかけだったか思い出せないけど、こないだ急にロバートの秋山氏にハマりまくって、秋山氏の単独ライブ「クリエイターズファイルEXPO」のチケットを取っていました。 東京公演はとれなくて、チケットがまだ売ってて1番交通費がかからないのが京都だったのでチケットをとったら「2列目」でした。

 そのチケットとってから、上記した「労働と節約の鬼」期間に突入してしまった私でしたので、行くかどうしようかかなり悩みました。旅行でもないし1人で遊びのために日帰りで新幹線乗るのもったいないかなーとか。

 でも友達としゃべって気持ちが落ち着いて、今やりたいことをやればいいや、って思って、行くことにしました。

 京都大好きです。見たことある中で1番好きな仏像は大報恩寺の六観音です。激ヤバだよ。

【大報恩寺との出会い】4年くらい前に仕事で京都に行った時、泊まってたホテルから行きやすいところにあったのでなんとなく行ってみた。朝だったので誰もいなくて、この5メートルくらいの高さのデカくて強烈な美の完成体の六観音がいる天井が高い部屋に私1人きりでした。この六観音の対面にもズラリと並んでますので、囲まれてもう、畏怖みたいなわけわからん感情になり、こわいのとすごいのでうええええええって泣きながらその場でグルグル回ると全方向に仏像があるのでまたうえええええってなった。でもこんなふうに観音様を1人じめできる機会なんてないなと思って「助けてくださいーーー(人生)どうしたら助かりますかーーー(仕事)どうしたら助かりますかーー(育児)」って中央の観音様に祈ったら、「もう助かってるよ」って言われた。気がした。え? たしかに、、家から京都まで来てここにいて「助けてくれ」とか祈ってるのって助かってるからできることだな…と思って、なーんだ、私、助かってたんだあ、ハハハ…って拍子抜けした。(ここからチャクラの話 →)そしたら胸のみぞおちあたりが反り上がるような感覚になり、どんどん背中が反っちゃってぶんわーーーって第4チャクラが全開になってビュービュー風が吹くみたいになって、むちゃくちゃ面白かったです。あれをまた体験したいとそのあと思ったけど狙ってできる体験じゃないのか、なったことがない。今回はチャクラ全開体験はなかったけど、ほんっとやっぱ六観音すごいです。最高。

【大報恩寺との出会い】4年くらい前に仕事で京都に行った時、泊まってたホテルから行きやすいところにあったのでなんとなく行ってみた。朝だったので誰もいなくて、この5メートルくらいの高さのデカくて強烈な美の完成体の六観音がいる天井が高い部屋に私1人きりでした。この六観音の対面にもズラリと並んでますので、囲まれてもう、畏怖みたいなわけわからん感情になり、こわいのとすごいのでうええええええって泣きながらその場でグルグル回ると全方向に仏像があるのでまたうえええええってなった。でもこんなふうに観音様を1人じめできる機会なんてないなと思って「助けてくださいーーー(人生)どうしたら助かりますかーーー(仕事)どうしたら助かりますかーー(育児)」って中央の観音様に祈ったら、「もう助かってるよ」って言われた。気がした。え? たしかに、、家から京都まで来てここにいて「助けてくれ」とか祈ってるのって助かってるからできることだな…と思って、なーんだ、私、助かってたんだあ、ハハハ…って拍子抜けした。(ここからチャクラの話 →)そしたら胸のみぞおちあたりが反り上がるような感覚になり、どんどん背中が反っちゃってぶんわーーーって第4チャクラが全開になってビュービュー風が吹くみたいになって、むちゃくちゃ面白かったです。あれをまた体験したいとそのあと思ったけど狙ってできる体験じゃないのか、なったことがない。今回はチャクラ全開体験はなかったけど、ほんっとやっぱ六観音すごいです。最高。

 六観音、久しぶりに行けてよかった。本当に運慶とか快慶とかの仏像、すごいですよね……何百年も前から「人間が美しいと感じる構図、気持ちいいリズム」っていう美術の法則みたいなのって同じで、変わらなくて、しかももう鎌倉時代とかですでにその極地を仏像を削り起こすことで表現するってところまで到達しちゃってた。完了しちゃってるんですよね。たぶんどの国も、芸術はあのくらいの昔にいったん、最頂点まで行ってるんですよね。

 六観音は一人一人もすごいのに、並んでるとそれぞれのポーズとか個性が重なってPerfumeとかみたいな「同じ衣装だけどメンバーの個性に合わせたデザイン」という気持ちよさもあってすごすぎてもう怖い。しかもこれを、すごいものだから残しておこう、ってものすごい数の人たちが多大な時間と労力をつかって残してきたこととか、そういう、思いを一つにしないと継続できないことを今も続けている、昔は火災が多かったからで燃えちゃったりしまくっただろうけど、こうして残っていて、令和で現物を生で見れる、ってガチヤバですよね。改めて…。しかもそういうのが至る所にボコボコ置いてある京都とか奈良とか滋賀とかってすげえ。

 他にも、仏像とか昔の人たちが使っていたものが展示されてます。参拝に来た足利義満がボロくなったから捨てていった巨大な車輪も立てかけてあった。木で出来たドデカ車輪×2、なんにも使えないしむちゃくちゃ邪魔なだけのものなのに、令和の今まで残している、っていうことは絶対に本物だよね。「100%義満が乗ったやつ」って頭で唱えながら見てたらなんかすごすぎて笑いそうになった。

 鎌倉時代とか昔の人は医療や科学がいまほど発展してなかったし、SNSもないから、仏像とかにとにかく祈るしかないよね。でもその「このままでいいのだろうか、私が住んでるこの国大丈夫なんだろうか」っていう不安の感情そのものは、鎌倉時代も令和時代も同じ、っていうのがほんと人間て愛おしいですよね。

 不安いっぱいだけど、鎌倉時代から人間はずっと大変だったけど令和がきたし、自分ができることしていくしかないね。それやっててもダメだよ、って自分で気づいた時に軌道修正すればいいし、それはもう誰でも、今までずっとやってきたことだから、きっとできるよね。きっと大丈夫って前を向くしかないですね。大報恩寺出る時はスッキリ爽快になってました。

 そんで夜は「クリエイターズファイルEXPO」に行きました。

 会場は京都駅から電車で30分くらい離れた公民館でした。「2列目」だから秋山氏を近くで見れる!と思ってたらまさかの後ろから「1列」と数える会場で、「1列目」は機材の席なので「2列目」は実質1番後ろでした。こんなことあるんだね。

 でも最後列でも相当面白かったです。すごかった。12月に東京で追加公演があったりいくつかまだチケット買える地域があるけど、いま行こうか迷ってる、秋山氏好きな人は絶対に行ったほうがいいと思います。

 可笑しすぎて爆笑しまくりでした。ラジオで秋山氏は、自身の芸風について「好きな人は好きだけど嫌いな人は嫌い」みたいなこと言ってたけど、とにかく会場は「秋山氏の芸風が好き」な人たちで埋まってるので、秋山氏がなんかやったり言う度にみんなと爆笑するのがほんと癒されました。自分が笑うところで隣の人は笑ってないとか、そこで?ってところで爆笑してる人がいるのも、むっちゃくちゃ楽しかったです。今までずっと1人でYouTube見てたから…

 特に、秋山氏がなんの意味もない言葉をただただグジュグジュしゃべってるだけの時のやつがほんとすごかったです。クリエイターズファイルは、衣装とか設定とかカメラ、編集とかももちろん、デタラメをそれっぽく話す、っていう秋山氏の話芸が土台にあるけど、「もう言葉でもない意味はない音をそれっぽく話す」っていう秋山氏しかできないやつを連発してました。

 記憶してるのは、津山紀文と橋的勝二とペリーキーの時。津山紀文が意味のないアルファベットを言ってる時、爆笑しすぎてみんなと自分の笑い声で秋山さんの声が一瞬聴覚から消えるほど。いったん笑いがおさまったら、普通はもう次のパートに行ってるものだけど、この時は違った。みんなの笑い声がおさまった時、聞こえてきたのはまだアルファベット言ってる秋山氏の声。それでまたみんな爆笑、おさまって、でもまだ言ってる、引き続き爆笑、っていう波が数十秒の間に何度も起こり、その波の中で、最後のほうは「えっと、これなんだっけ」「どこにいるんだっけ」みたいな会場全体が真空空間みたいになる瞬間がありました。

 秋山氏のしつこさが面白くて、それは狂気でもあるので、そういうお笑いの空間に一緒にいる、っていうのはテレビとかオンラインとかとはまた違くて、あの数秒の体験だけでも大満足でした。

 秋山氏1人が、アバババ!!って意味のない喃語で会場の人たちを笑わせてるのは、1人で大勢の人間を一気にあやしてる、みたいな感じでもありました。

 そこから終電の新幹線で日帰りしました。帰るのは大変だったけど、行ってよかったです。

 やっぱライブっていいなー! もっといきたい。

 もうノアの方舟乗らなきゃ焦りツイートが目に入っても動じなくなり、すっかり元気になりました。

ではではまた次回もお楽しみにーー!!!!

 

 

  

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